池田さんちのお父さんは、不動産投資を始めて絶好調。折を見ては家族に不動産投資の話をしています。飼猫のネロくん(オス)もその話を聞いている一人(一匹)。元気なお父さんの様子が嬉しいネロくんは、お父さんから聞いた話を誰かに伝えたくて仕方がない様子で、ガールフレンドである、宮下さんちのルンルン(メス)のもとを訪れました―
家計を助ける「不労所得」は、誰にでもチャンスがある
突然だけど、ルンちゃんところのお父さんは今の収入に満足してるの?
え、なに? 唐突だニャ~。
10年、20年先も今の収入が続く保障はあるの?
グイグイくるね…。でも、さすがにそれは難しいんじゃないかな…。将来の年金もどこまであてになるか分からないってお母さんとよく話してるし。「今の給与にプラスアルファの収入があればだいぶ生活が楽になるんだけど」って聞いたことはあるけど…。
うちのお父さんが不動産投資を始めた動機も、それだったんだって。「給与以外」の収入を「不労所得」というんだけど、実は、うちのお父さんだけじゃなくて、ルンちゃんのお父さんにも、誰にでも、不動産投資で不労所得を得るチャンスはあるんだよ。
不労所得を「投資」と考えると、不動産投資のメリットが見えてくる
「不労所得」? 働かなくていいってこと?
そう。不労所得とはいわゆる「労働」以外での収入のことで、預貯金の利息や株式の配当金、アパートやマンションの家賃収入、さらには保険の給付金や宝くじの当選金が該当するそうだよ。作詞・作曲、作家としての印税なども不労所得になるんだって。
へぇ、株式でも不労所得が得られるんだったら、なんでネロ君のお父さんは不動産投資を選んだの?
いい質問だね~。たくさんある不労所得を「投資」っていう視点からみると、明瞭なメリットがあるのが「不動産投資」で得られる家賃収入なんだって!
メリット=普通の人でも始めやすい!
ふ~ん、「投資」と聞くと、どうしても株式を思い浮かべるニャア。
そうだよね。株式から得られる不労所得には、配当金と売買によるものの2種類があるんだけど、お父さんが言うには「そのいずれも企業の業績に左右」されるんだって。なのに、その業績は、一般に公表されるまで分からないし、業績を左右する日々の取り組みについても、外部の人間が知ることなんてほとんどできないじゃない?
そうだね…。そういや私、ネロ君が私といない時に何をやっているかも知らないわ…。
(無視して)つまり、企業の成長は素人には予測が難しく、投資家が自身でその業績をコントロールするのはほぼ不可能なんだよ。いっぽう、アパートやマンションを購入し、家賃収入によって利益を得る不動産投資の場合、「目に見える」という点がメリットになるんだって。
「目に見える」?
不動産投資って、要は物件にお金を払うわけじゃない? だから、投資対象となる物件そのものはもちろん、物件のある立地や周辺環境、建物のプラン(広さや間取りなど)、賃料の相場など、投資家は、収入を左右する条件すべてを詳しくチェックしたうえで投資を行うことができるんだって。新築物件なら、家賃だってオーナーの判断で決められるしね。それに、購入してしまえばその物件はオーナー(投資家)のものだから、家賃収入を切らなさい、空室を作らないための施策(宣伝やリフォーム、賃料変更など)もすべて、オーナーの判断で行うことができる。もちろん、少子化や地価の変動など、空室や家賃改定につながるオーナーにはどうすることもできない影響も存在するけど、株式投資に比べれば、はるかに先の予測をし易いのも不動産投資の特徴なんだよ。つまり不動産投資は、普通の人でも「分かる」「できる」ってこと!
なるほど、猫にもできそうな気がしてきたニャン!
最大のメリットは、利回りの高さ
ルンちゃん、ただ始めやすいだけじゃないんだよ。
というと?
不動産投資には、「利回りの高さ」という、他の投資とは一線を画すメリットがあるんだって。たとえば預貯金の場合、どんなに高い銀行でも金利は「年0.3%」程度だよね。もし1000万円を預けても、利息によって得られる収入は「年間3万円」にしかならない。いっぽう不動産投資の場合は、利回りが「10%」を超える物件もちらほら…。
「利回り」って?
利回りとは、不動産が満室となったときの年間賃料を不動産の価格で割った数字のこと。数字が高いほど、投資額に対する高い収入が得られることになるから、利回りを目安に物件を選ぶことで、効率の高い投資ができるんだって。
きちんと計画すれば、デメリットも怖くない!
へぇ、なんだか損することが考えられないような気分になってきた…。
万能に見える不動産投資だけど、もちろんデメリットはあるよ。一つは「投資金額の高さ」。数千円、数万円の単位から購入できる株式にくらべ、不動産投資の場合は安いものでも数百万円単位が基本。それに物件購入後は、管理維持に関するコストが発生するから、初めて投資をする場合は「思った以上にお金がかかる」という感覚に陥りがち。
猫には厳しい~。
もう一つは、「少子高齢化」という日本の社会状況。人間には空き家が多くなってる現状は問題らしいんだけど、いま日本の住宅需給バランスは急速に変化しつつあるんだって。お父さん曰く「物件を持てばお金が自動的に入ってくる」というわけじゃないんだって。
そうニャのか~。
だけど、こうしたデメリットも、きちんと勉強すれば対処できるんだって。「きちんと集客が見込める物件を選び、集客を絶やさないための中長期的な戦略を立てることで、長期にわたって不労所得が得られる(キリッ)」。そうお父さんは話していたよ!
お父さんカッコいい! 猫には投資は難しいかもしれないけど、この話、もっともっと聞きたいニャン!