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一棟所有と区分所有の違いとは?どちらに投資したらいい? それぞれのメリット・デメリット

不動産投資を始めた池田さんちの飼い猫ネロ(オス)の話を聞いて、俄然不動産投資に興味を持ち始めた宮下さんちの飼い猫ルンルン(メス)。不動産投資の始めやすさに続き、まだまだ熱は冷めやらないようで…。

不動産投資=一棟所有 or 区分所有 or 投資信託

株式投資にはいろんな種類があるけど、不動産投資の場合、具体的にはどんな商品があるの?

うちのお父さん(池田さん)の話だと、不動産投資の対象は、大きく「マンション・アパートの一棟所有」「マンションの区分所有」「リート(投資信託)」に分かれるんだって。で、お父さんが検討したのは「一棟所有」と「区分所有」。だからここでは、この二つにしぼって、メリット・デメリットを説明するよ。

アパートなら、「新築・一棟所有」も可!メリットもたくさん

よろしく! で、「一棟所有」ってニャンなの?

「一棟所有」とは、文字通り、マンションやアパートの「物件まるごと」を所有することだよ。

おお~。でもマンションなんて、一棟を所有するのは、たとえ地方であっても相当なお金持ちじゃないと難しそう…。

確かにその通り。でも、アパートなら新築でも手が届く可能性があるよ。

そうか。

アパートのメリットとしては、まず小規模なものが多いから、都市圏の人気エリアでも投資しやすい価格帯の物件が見つけやすいんだ。マンションを部屋単位で購入する「区分所有」にくらべ、利回りが高いのも特徴で、「新築×高利回り」の物件は、あっという間に売れてしまうこともあるんだって。でも、一般的には築年数がたっているものほど、利回りが高くなる傾向にあるみたい。

ふ~ん、それなら中古アパートにしといたほうがいいってこと?

いや、一概には言えないんだ。なぜなら、中古アパートだと、銀行によっては融資対象と認められないことがあるんだ。だけど、新築アパートなら長期間の融資も受けられるし、部屋数が少ないものなら、マンションの区分所有と変わらない価格で購入できるケースだってある。また、新築アパートの場合は、浄化槽やエレベーターといった、「定期的に維持管理費用が発生」する設備がないことも大きなメリットになるんだよ。

そうか、新築なら最初からニャいもんね!

そう。だから、うちのお父さんは「新築・木造アパート」から不動産投資を始めたんだ。

しっかりとした修繕計画で、長期的な家賃収入が可能

うんうん、いいことばかりだもんね!

デメリットとしては、木造の場合、鉄筋コンクリート造の物件に比べると耐用年数が短くなってしまうことがある。まぁ、猫でもわかることだけど。でも、長い目で修繕計画を立て、メンテナンスやリフォームを行っていけば、中・長期に亘って投資金額に見合った十分な家賃収入を得られると、お父さんは考えているみたい。

あ、ちょっと待って! 木造って、地震が来たら大変なんじゃ…。

それも当然の疑問だよね。でも「2×4(ツーバイフォー)」工法で建てられた物件が地震に強いのは、過去の事例が証明済み。アパートってみんな同じようなものだと思ってるかもしれないけど、最近は、木造でもオートロックなどの防犯性が高く、間取りやデザイン面にも配慮したバリエーションある物件が増えているんだよ。

でも新築物件って、実際の物件ではなく、図面から購入を判断しなきゃいけないこともあるんだよね。不安だニャン…。

大丈夫!図面を読み解く知識があれば、問題ないよ。物件の見極め方もあとで教えるから!

区分所有はリスク分散型

頼もしいニャン! でも、区分所有のほうはずいぶん旗色が悪くなったね…。

もちろん区分所有にもメリットはあるんだよ。そもそも区分所有とは、マンションの一室への投資を行うこと。いわゆる「投資用マンション」のことで、ワンルームタイプとファミリー・DINKSタイプに大別されるんだ。

やっぱり、比較的少ない投資金額で始められるのがいいのかな?

そうだね。過度なローンを組む必要がなくなるし、ひとつの物件から得た利益で他の部屋・物件を買い増していく、段階的な投資がしやすくなる。いろんな場所に複数の物件を所有することで、リスクの回避もできるよね。

区分所有のデメリットは、複数所有をしないと利益が出にくいこと

猫も日当たりのよい場所はたくさん見つけておいたほうがいいもんね…。

ただ、区分所有は、常に「空室」か「満室」かの二つに一つになるんだよ。さらに、一物件から得られる利益が高くないから、管理費などのコストも定期的に発生するため、逆に言うと、複数物件を所有しないと十分な収入を得づらいということになるよね。

ニャるほど~。

一般に、借り手からの人気が高いと言われる新築物件でも、利回りは高くないんだって。複数の物件を所有する場合も、管理コストはそれぞれの物件に対して発生するから、部屋の管理を自分でやるのか、業者に任せるのか、予め管理についての計画を立てておかないと、思わぬ出費が発生することも考えられるよね。

う~ん、やっぱり猫には難しそうだニャン…。

次は、「いい物件の見極め方」の話だよ!

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