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デザイナーズアパートは投資向き?投資のポイントを解説

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デザイナーズ
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不動産投資を検討する際に、「デザイナーズアパートへの投資は儲からない」といった情報を目にすることもあるでしょう。

しかし、実際にはメリットもあり、適切に運用すれば利益が出るのが事実です。

この記事では、「デザイナーズアパートは投資に向いているか」をテーマに、メリット・デメリットについても解説します。

デザイナーズアパートへの投資を検討されている方は、ぜひお役立てください。

 

デザイナーズアパートとは

デザイナーズアパートとは、建築家やデザイナーのこだわりが詰まった、デザイン性の高いアパートを指します。

実のところ、デザイナーズ物件とよばれるものには明確な基準がなく、不動産業界でもはっきりとした定義はありません。

一般的に、デザイナーズ〇〇という言葉は、「個性的でデザイン性が高く、作り手のこだわりが感じられる物件」といった認識で使われています。

不動産会社によっては、建築家がデザインを担当した物件だけではなく、立地の魅力を活かしている物件を、デザイナーズアパートとよんでいるケースもあります。

デザイナーズアパートへ投資するメリット

ここでは、デザイナーズアパートに投資するメリットについて解説します。

メリット①オリジナリティ・高い訴求力

デザイナーズアパートのメリットとして、ほかのアパートとは一線を画したオリジナリティのあるデザインや、毎日をおしゃれに過ごしたい方に向けての訴求力の高さが挙げられます。

デザイナーズアパートの大きな魅力は、一般的なアパートにはない独自性といえます。

その、オンリーワンともいえるオリジナリティが、一定の層から支持を集めているのです。仮に売却することになったとしても、その支持の厚さゆえに高額で売れる可能性があります。

また、デザイナーズアパートは、ライフスタイルにこだわりをもつ若者や女性にも強い訴求力をもつのも強みです。

たとえば、北欧スタイルやアメリカンスタイルを取り入れたデザイナーズアパートは、SNSにおいても注目され、高い人気を博しています。

こういった、独自の魅力が多いデザイナーズアパートは、市場に左右されない安定した価値をもっており、投資先として高いポテンシャルを秘めています。

メリット②家賃収入が高額

一般的なアパートと比べ、デザイナーズアパートは家賃を高く設定することが可能です。

なぜなら、デザイナーズアパートの特徴である、デザイン性の高い外観や内装は、物件自体に付加価値を与えるからです。

「デザイン性の高い空間で生活したい」という意向をもつ人は、住宅に対するこだわりが強く、家賃にかける予算の相場が高い傾向にあります。

そのため、周辺の物件相場より家賃を高く設定しても、入居者を確保できるというわけです。

入居希望者の好みに合ったデザイン性の高い物件を、適切な立地に提供できれば、高い家賃収入を安定して得られるはずです。

メリット③安定した運用

デザイナーズアパートは、安定した運用がメリットといえます。

その主な理由は、“入居者の属性の高さ”と、“入居期間の長さ”です。

一般的に、デザイナーズアパートを選ぶ入居者は、ライフスタイルの意識の高さに相まって、属性が高いといわれています。

ここでいう“属性”とは、住人の高い経済力や信頼性、モラルの程度です。

属性が高い住人は、騒音などの近隣トラブルが少なく、部屋も綺麗に使ってくれる傾向にあります。

すると、アパート全体の評判が良くなり、空室になっても新たな入居者を確保しやすくなるのです。

また、デザイナーズアパートに入居する人は、家賃や立地ではなく、建物や部屋自体を気に入って入居します。

そのため、長期入居が見込めることとなり、結果として入退去の発生する頻度も減り、オーナーの負担が軽減されます。

不動産投資において重要なのは、安定感のある、リスクの少ない運用です。

これを実現するためには、“属性が高い住人に入居してもらうこと”と、“長く入居してもらうこと”が重要になってきます。

この二つの要素を満たせるデザイナーズアパートは、投資に最適といえるのではないでしょうか。

デザイナーズアパートへ投資するデメリット

メリットを説明したところで、デザイナーズアパートへ投資するデメリットについても解説します。

デメリット➀限定的な需要

デザイナーズアパートに対する需要はあまり多くありません。

デザイナーズアパートの需要は、首都圏では多分にありますが、それ以外の地域では、残念ながらほとんどないのが現状です。

また、デザイナーズアパートの主なターゲットは富裕層になるため、一般的なファミリーや学生の需要もないといえるでしょう。

デザイナーズアパートへの投資を検討する場合には、需要が少ないことを意識しておかなければなりません。

デメリット②劣化リスク

デザイナーズアパートのなかには、建物自体の劣化や損傷の早い物件がみられます。

たとえば、デザイナーズアパートによく見られる、コンクリートがむき出しの状態で造られた“コンクリートの打ちっ放し物件”は、劣化や損傷が早い傾向にあります。

なぜなら、建物の骨組み部分がむき出しになっているため、内部に雨水が浸み込む可能性が高いからです。

コンクリート内部に侵入した雨水は、時間の経過とともに膨張し、内部を破裂させることがあります。

なお、劣化や損傷のスピード・条件は物件によって異なるため、投資する物件を見極める際のポイントとして頭に入れておきたいところです。

デメリット③居住性の低さ

デザイン性が売りのデザイナーズアパートは、居住性が一般的なアパートよりも低いケースがあります。

一般的なアパートは、構造を均一化することにより、高い居住性を実現しています。

対して、デザイナーズアパートは、居住性よりもデザイン性を重視している傾向があるため、万人が住みやすいとはいえません。

たとえば、デザイナーズアパートに多くみられる大きな窓は、熱伝導性の高いガラス面が広いために、断熱性の低下につながり、快適性が損なわれてしまいます。

投資する際には、こうした居住性の高さも確認しておきたいものですね。

 

【関連記事】一棟収益アパートと区分マンション経営は何が違う?タイプ別のメリットとデメリット

 

デザイナーズアパートへの投資におけるポイント

ここからは、デザイナーズアパートに投資する際のポイントについて説明いたします。

デザイナーズアパートに入居する層を定めて立地を考える

まずは、デザイナーズアパートへの入居希望者が、どのようなエリアを好むかを見極める必要があります。

デザイナーズアパートへの入居を希望するのは、収入に余裕のある富裕層や、おしゃれな生活に興味がある若者や女性です。

そのため、たとえば娯楽が多く流行もキャッチしやすい東京の都心部などがおすすめのエリアです。

反対に、学生が多いエリアや、一般的なファミリー層が集まるエリアは避けたほうがよいでしょう。

このように、ターゲットとする層の多いエリアを考えたうえで、候補地を検討することをおすすめします。

機能性にも配慮する

デザイン性の高さだけではなく、機能性や居住性も兼ね備えたデザイナーズアパートは、入居者を確保しやすいといえます。

デザイナーズアパートのなかには、デザイン性を重視し過ぎたあまり、「住みにくい」といわれる物件も少なくありません。

収納が少なかったり、料理がしにくいキッチンの造りだったりと、機能性が欠けていると住人の方も長く住んではくれませんよね。

たとえば、浴室乾燥機やオートロック、宅配ボックスなどが設置されていれば、機能性や居住性は格段に向上します。

デザイナーズアパートに投資する際は、デザイン性だけではなく、機能性や居住性の面からも建物を吟味することが重要です。

メンテナンスのしやすさを確認する

デザイナーズアパートは、ランニングコストがかさむ可能性が高くなります。

なぜなら、デザイナーズアパートは建物や設備の構造が複雑であるため、メンテナンスする際にコストがかかる傾向にあるからです。

一般的なアパートは、メンテナンスの難しい構造であることが少ないため、メンテナンスコストが想定の範囲を超えることはないでしょう。

デザイナーズアパートにもシンプルなデザインのものがあるので、ランニングコストを抑えたいなら、そうした物件を選ぶことをおすすめします。

また、入退去時のメンテナンスに関していえば、不動産会社によっては、徹底したハウスクリーニングを行っている会社もあります。

メンテナンスのしやすさやコストにくわえ、入退去時のメンテナンスサポートについても確認しておくことが大切です。

万人受けするデザインを選ぶ

デザイナーズアパートのなかには、デザイン性が強すぎるものもあります。

また、その時代の流行に合わせてデザインされたデザイナーズアパートも、少なくありません。

奇抜すぎるデザインは、万人受けしないため、入居希望者が絞られてしまいます。

また、流行に合わせてデザインされたアパートは、その当時には魅力的に映りますが、流行が過ぎてしまえば色褪せて見えるものです。

なるべく多くの入居者を確保できるように、時代に左右されず万人受けするようなデザインの物件を選ぶのも一案です。

 

【関連記事】アパート経営は儲からない?経営を成功させるコツを解説

 

デザイナーズアパートへの投資における注意点

不動産投資を行う際に、投資経験が少ない方がデザイナーズアパートを選ぶのにはリスクがあります。

なぜなら、メンテナンスコストがかかる、ターゲットが限定的であるなどの要因で、不動産の投資経験が少ない方が運用するにはハードルが高いからです。

一般的なアパートの場合は、豊富な投資データをもとに設計されるため、時代による価値の変動やイレギュラーな修繕費といった不確定要素が少なく、安定運用を期待できます。

投資として安定運用を目指す場合は、一般的なアパートを選んだほうがリスクは低いといえるでしょう。

デザイナーズアパートには投資に向いている面もある

この記事では、デザイナーズアパートの投資について、メリット・デメリットを挙げて解説しました。

デザイナーズアパートは、そのオリジナリティの高さにより、投資経験が少ない方にとっては運用が難しい部分があります。

ただし、一定層への高い需要と、高い家賃収入を期待できるため、エリアとターゲットの選定がうまくいけば、長期的な安定運用が望めるでしょう。

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この記事の監修

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マリモ投資住宅事業本部

不動産事業を50年以上続けてきたマリモが、お客様目線でお役に立つ情報をお届けしています。 不動産投資初心者の方に向けての基礎知識から、経験者やオーナー様向けのお役立ち情報まで、幅広い情報の発信を心がけています。 部内の資格保有者(宅地建物取引士、一級建築士、一級施工管理技士、二級ファイナンシャル・プランニング技能士、管理業務主任者など)が記事を監修し、正しく新鮮な情報提供を心がけています。

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